待ちに待っていた欧州選手権のカップル競技がとうとう放映です。
最初に映ったのは開会式の映像。民族衣装のスケーターさん達がたくさん滑ってます。華やかでいいですね。
なんでもポーランドで欧州選手権が前に開催されたのは九十年以上前だそうで。ちょっと驚きました。
<SP>
マリリン・プラ/ヤニック・ボウナー フランス
前回は5位でエキシビでも滑った、フランスの1番手ペアです。プラさん去年は金髪だったような……今年は黒髪になってますね。
衣装はボウナーが白シャツに黒のベストとズボン、プラが白と黒のちょっとビキニっぽい感じのドレス。胸元と髪に白と黒の花のコサージュがついてますね。曲はジャズの名曲「Take5」
最初はソロジャンプですが、ここでボウナーが転倒、プラは回転が足りてません。パワーのあるペアなので、次のツイストは難なくトリプルを決めて来ました。ですが続くスロウ3ループで転倒……うーむ。
ソロスピン、ペアスピンは両者に乱れがあって動きがあってません。スパイラルは悪くなかったです。リフトは良かったかな。
どうも全体的に動きにバラつきが多かった印象を受けました。転倒は2回ですがリフトのタイムオーバーがあったらしく減点3。厳しい。
ドロタ・シュデク/マリウス・シュデク ポーランド
地元ペア登場。凄い歓声です。衣装はお揃いの黒のボディスーツに赤い肩掛け模様が入ってます。曲はポーランド映画「Nidgy W Zyciu」のサントラ。
最初のスロウ3ループ、危なかったですが何とかこらえました。続くソロの3トウループではドロタがステップアウト。ソロスピンはベテランの割に動きがあってない感じが……。ステップから入ったツイストは見事に決まり、お客さん大歓声。ん〜、技が綺麗に決まったせいかぐっと表情が良くなりましたね。流れをつかんだのかコンビスピンは綺麗です。リフトはさすがパワーがあってダイナミック。デススパイラルは解説でも「素晴らしい」のコメントが。
最初危なっかしかったですが、先に行くにつれて良くなりましたね。とにかくお客さんの喜びっぷりと二人の表情がいいです。
アリオナ・サブチェンコ/ロビン・ソルコビー ドイツ
今シーズン、調子があがってきているペアです。曲は
「Once Upon a Time in Mexico」衣装は曲とあわせて(ラテンを意識)かソルコビーが赤い襟と赤いサッシュの黒上下、サブチェンコが赤いアクセントの黒のドレス(スパッツつき)です。
最初はスロウ3ループ、高いんですが転倒してしまいました。ですがすぐに演技続行。次のソロの3回転ジャンプは決めて来ました。スケーティングが早いです。びゅんびゅん飛ばしてる感じ。やっぱりチャレンジャーだ。
勢いに乗ったまま3ツイスト、リフトは色々工夫されてますね。ペアスピンは足替えが入りました。スパイラル、これはいいな。ソルコビーもサブチェンコに負けないぐらい足上がってて、とても綺麗に見えます。
演技後サブチェンコが落ち込んだ表情になりましたが(転倒がありましたしね)素晴らしい演技でした。PB更新です。
タチアナ・ヴォロソシャー/スタニスラフ・モロゾフ ウクライナ
モロゾフはかつてはサブチェンコと組んでいたそうです。曲はアルビノーニの「
アダージョ」衣装はモロゾフが黒の上下、ヴォロソシャーが黒のドレスです。
ソロジャンプから入りましたが、ここでモロゾフがステップアウト。ツイストは高くて綺麗です。この人のパワー系ですね。次のスロージャンプは両手をついてしまいました。惜しいなあ。
スパイラルからそのままリフトに入ります。スパイラルはまあまあかな。これ、結構男性はしんどいと思うんですよね。ソロスピンは動きがあってますし、ペアスピンもいいです。
なかなか光るところの多い演技でした。
ドミニカ・ピアトコウスカ/ドミトリ・クロミン ポーランド
地元の2番手のペアです。これまた凄い歓声。曲は「Tango Chak Chak」衣装はクロミンが黒の上下、ピアトコウスカが青の肩紐ドレスです。ちょっと面白い入り方からスタート。
ここもソロジャンプ(3S)から入りましたが、ピアトコウスカが着氷失敗。2ツイストは悪くないです。スロウジャンプは……うーん、これは膝ついちゃったかな。リフトは入り方に工夫が見られますが、動きがちょっともたついてるかなあ。
デススパイラルは「腕が伸びきってない」と指摘されてしまいました。ソロスピンは動き自体はあってると思うのですが回転が足りてないようで……難しい。ラストはペアスピンで締め。
ここも技が決まる度にお客さんから歓声が上がってました。演技自体はミスが目立ちましたが、若いから無理ないかな。
エレーナ・エファイエワ/アレクセイ・メンシュコフ ロシア
ロシアの若手ペア。女性のエファイエワはなんとまだ十七才だそうです。まだ子供の顔だな〜。ちょっとウェーブのかかったショートカットが可愛いかも。解説でも言われてましたが、もっと下に見えますね。
曲は
Saing Preux「Le Son de Abigal」どうもフランスの人みたいですね。ロシアの男子シングルの選手も同じアーティストの曲を使っていましたが、人気なのかな。衣装はメンシュコフが黒の半袖シャツにベルトつき黒ズボン。エファイエワはピンクの長袖のニットワンピ(に見えました。ドレスというよりニットワンピって感じ)
最初はソロの3サルコウですが、エファイエワはステップアウト……うーん、最初のジャンプをしくじっちゃう選手多いな。次のツイストはダブル。多分まだトリプルは無理なんじゃないかな(推測です)
スロウの3ループは綺麗に決めました。デススパイラル、スパイラルとなかなかいいです。ソロスピン、あってるなと思いながら見てたらズレたのがなんか残念。
うーん、初出場で気圧されずにこれだけ滑れたら悪くはないんじゃないかな。女の子が笑うと可愛い。
ユリア・オベルタス/セルゲイ・スラフノフ ロシア
NHK杯ではまさかの大崩れをしてしまい、泣き崩れる姿が印象的だったペアです。曲は
「Libertango」衣装はスラフノフが黒の上下、オベルタスが赤の肩紐ドレスです。
ここも最初のソロ3トウループでオベルタスがステップアウト。次のスロウ3ループはなんとか決めてきました。リフトは細かい工夫が見られます。3ツイストは問題無し。ソロスピン、ペアスピン、デススパイラル……うーん、何だか動きがぎごちなくないですか? 全体的に見ていてコメントにちょっと困る感じなんですが、はっきりしたミスがあるわけでもないので描写が難しい。
スコアは悪くは無いんですが、何だか微妙です。解説によれば今年からコーチが変わったそうですが、その理由がスラフノフの飲酒癖に前のコーチが愛想をつかしたからってのは……。そんなんで大丈夫なんでしょうか。
ラウラ・マギッテリ/オンドレイ・ホッタレク イタリア
初出場のイタリアのペア。イタリアといえばアイスダンスは昔から有名ですが、ペアは珍しいですね。「トリノ効果」と解説でも言われていました。
男性の方はイタリア名じゃないなと思っていたら、チェコの人でした。男子シングルのゼレンカ君もチェコ系でしたが、何か縁でもあるんでしょうか。
曲は「Don't let me be Misunderstood」、衣装はホッタレクが赤い襟とベルトの黒上下、マギッテリが赤の肩紐ドレスです。若いな〜。
ダブルのツイストを最初に持って来ました。これは綺麗でいいツイストですね。次はソロのダブルアクセルですが、ここでマギッテリが転倒。スロウは2回転。着地等の問題はありません。続いてソロスピンですが動きあってないですね。スパイラルはまあまあかな。
リフトの後はデススパイラル「ポジションが高い」と指摘されていました。最後はペアスピンで締め。
とりあえず「やれる要素はきっちりやろう」という感じですね。印象自体は悪くないです。
マリア・ペトロワ/アレクセイ・ティホノフ ロシア
あの大崩れしたGPファイナルの後、ペトロワは病院に入院するはめになり、ロシア選手権にも出られなかったそうです。今回は補欠で出る予定はなかったのだそうですが、優勝したペアが怪我で出られなくなり、急遽出場が決まったそうで……大変そうです。ロシアごたついてますね。
曲は
「サラバンド」衣装はティホノフが黒上下、ペトロワが朱色のドレスです。
最初は3ツイストです、うーん、高くて綺麗。次のソロの3Tもばっちりです。その次はスロウの3ループ……うーむ、ここでステップアウトです。スパイラルはこのペアだけあって、足が綺麗に上がってますね。リフトも凝ってます。
最後のペアスピンも工夫があり、さすがにベテランといった感じです。2週間の余裕でよくここまでまとめあげました。
マリ・ヴァルトマン/フロリアン・ジュスト ドイツ
最終滑走はドイツの若手ペア。女性は日本人とのハーフで、日本で練習していたこともあったそうです。なんでも最近までシングルの選手だったらしい。
曲は「
ミッション:インポッシブル2」、衣装はジュストが黒上下、ヴァルトマンが黒と赤のドレス。二人ともお揃いの緑のサッシュを巻いています。フラメンコを意識してるっぽい衣装ですね。
最初は2ツイストですがこれは綺麗に決まりました。次はソロの3Tで、これもばっちり。シングルの選手はソロジャンプは強いらしいです。次はペアの技スロウ3S……うーむ、なんとかこらえましたね。
ソロスピンは動きがややばらばらになってしまいました。次はステップシークエンスですが、ここでヴァルトマンが膝をついちゃいました。どこかに引っ掛けたかな? スパイラルはなんかがくがくした感じですね。
全体的にまだまだと言った感じですが、ここも若いからなあ。組んだばかりですし。とはいえ、PBを更新しました。
キスクラの時に思ったのですが、ヴァルトマンは顔は日本人っぽい感じですね。おそらく日本にいてもあまり違和感は無いでしょう。
<フリー>
マリリン・プラ/ヤニック・ボウナー フランス
SPの時と同じくこのペアが最初。SP12位は出遅れたという感じですね。曲は
「レクイエム・フォー・ドリーム」、衣装はお揃いで、黒い模様が入った白です。凄くお洒落な衣装ですね。やっぱりフランスの選手にはこういうの着ててほしいです。
最初はソロの3T……うーん、まあまあかな。次は3ツイストで、これは綺麗に決めました。その次はソロのジャンプシークエンスですが、これはプラがステップアウト。続くスロウの3ループもステップアウト。音楽の表現とかはいいんだけどな〜、細かいミスが惜しい。
リフトは解説によれば難易度の高いものを持って着ているようです。二つめのスロウジャンプは3Sですがこれもステップアウト。ソロスピンはちょっとずれた感じ。次のリフトも難易度高い奴みたいです。ペアコンビスピンの後でフィニッシュ。曲の方が先に終わっちゃった感じでしたが(汗)
音楽表現は良かったと思いますし、ステップアウトが多かった割にはスコアは稼げたようです(リフトで稼いだのかな?)光るものはあると思うし、なんといってもまだ若いので、この先もっと伸びるんじゃないかな。
ステイシー・ケンプ/デイヴィッド・キング イギリス
このペアも若いですね。曲はエドヴィン・マートンの
「アート・オン・アイス」(なんかここのところすっかりお馴染みな気が……)衣装はお揃いの白と水色の肩掛け模様が入った青いもの(ケンプはスカートですが)
最初はデススパイラルからってのはちょっと珍しいかな。ソロジャンプは2回転ですがタイミングがあってていい感じ。ツイストもダブルですが綺麗に決めて来ました。リフトの後はスロウジャンプですがここで転倒。またリフト、そしてソロスピン……うーん、ちょっと動きがぎごちない気が。続いて2−2のジャンプシークエンスですがタイミングがずれてます。スパイラル後はスロウの3ループですが回転足りてません。どうもここに来て疲れたのか、ちょっと動きが鈍ってる感じがします。
ペアコンビスピンで締めましたが、ラストは音楽余ってました。若いから仕方ないかなあ。とはいえ、PB更新です。
ラウラ・マギッテリ/オンドレイ・ホタレック イタリア
曲は
ウエスト・サイド・ストーリー、衣装はホタレックは白の半袖シャツに黒ズボン(夏の学生服のようだと思ってしまった……)マギッテリが白のドレスです。
ツイストはダブルですが綺麗です。次のスロウの3サルコウも決めて来ました。ソロジャンプからもう一つ、今度は2回転のスロウジャンプです。音楽の表現はいいですね。スパイラル、ペアスピン、リフト……途中動きがぎごちなかったり二人の同調性に問題あったりもしますが、それなりにまとめています。ラストのデススパイラルはなかなかいい感じかな。
演技後ホタレックが氷を叩いて喜ぶ姿が何だか可愛いです。大きなミスは無いし、やれる要素はちゃんとこなして納得のいく演技だったのでしょう。
タチアナ・ヴォロソシャー/スタニスラフ・モロゾフ ウクライナ
曲は
「オペラ座の怪人」、衣装はモロゾフが白のフリルつきシャツに黒スーツ、ヴォロソシャーが白のドレスです。オペラ座の怪人といえば去年リトアニアの二人が素晴らしい演技を見せてくれましたが、こちらはいかに。
最初はソロジャンプシークエンスなんですが……モロゾフのステップアウトの為、シークエンスとは呼べないものになってしまいました(それでも二回飛びましたが)次の3ツイストは高さもあるし綺麗です。そしてこの次がソロの3S。解説によると、最初のジャンプが単独と見なされると、ここのジャンプのスコアが入らなくなるそうです。
リフトは片手でぼんっと持ち上げてました。うーん、パワフル。更にもう一つ片手のリフト。スロウジャンプはサルコウもループもさすがといった感じです。スパイラルはちょっともたついたかな。
終盤のステップシークエンスはちょっとずれたみたいですね。締めはペアスピン。
演技後ヴォロソシャーのガッツポーズが見られました。PB更新。
マリ・ヴァルトマン/フロリアン・ジュスト ドイツ
曲は映画「
The Promise」衣装はジュストが紫の模様の入った黒の上下、ヴァルトマンがピンクのドレスで髪を下ろしてます。滑りにくくないのかな。
ソロの3Sから入りましたが、ここでヴァルトマンがステップアウト。ダブルのツイストは問題無し。次は3−3のジャンプシークエンスですが、タイミングがズレている上に回転が足りてません。スロウ3Sは両手をついてしまいました。ソロスピンはあってますね。リフトは降り方に工夫が見られます。
スパイラル……微妙かな。次のループのスロウジャンプは2回転です。ペアスピンはまあまあ。最後のリフトはもたついた感じ。ステップシークエンスはミラーの動きが入ってますが、ここでヴァルトマンがつまづいてしまいました。締めはデススパイラル。
演技後落ち込んでました。PBは更新できましたが……。若いしこれからですね。
ドミニカ・ピアトコウスカ/ドミトリ・クロミン ポーランド
観客に大声援で迎えられた地元ペア。曲は「Criminals」ポーランド映画のようですね。衣装はクロミンがレザーっぽい上下、ピアトコウスカがやはりレザーっぽいミニドレス。ちょっと今期のデロベル/シェーンフェルダーと似た感じかも。ひょっとして犯罪者カップルの映画?
ここもソロの3回転から入りましたが、ピアトコウスカが両足着氷になってしまいました。次はダブルアクセルからのジャンプシークエンスうーん……いいとは言えないな。ツイストは大丈夫。デススパイラルはちょっと位置が高い感じ。
全体的に演技が荒い感じですね。リフトはいい感じ。次はスロウ3ループですがこれも両足着氷。次はリフトに入ろうとしましたが……持ち上げようとして失敗。リフトに入れませんでした。これは厳しい。
スパイラルを経てまたリフト、そして二つ目のスロウ3サルコウ、なんとかこらえました。ソロスピン後のステップシークエンスには工夫が見られていい感じ。締めはペアスピン、頑張ってる感じだな〜。ちょっと終わるのが遅かったような感じでしたが。
全体的にミスが目立ちますね……地元ということで気負いすぎちゃったのかも。
エレーナ・エファイエワ/アレクセイ・メンシュコフ ロシア
衣装はお揃いのベルベットっぽい生地の長袖のものです。メンシュコフはズボン、エファイエワはスカート。両方とも胸元に目か葉っぱみたいな模様が入ってますね。曲はBondの
「Scorochio」
最初はソロの3サルコウジャンプ、揃ってて綺麗です。続いてダブルのツイスト、スロウの3ループと大技が続きますがどちらも決めてきました。滑りが早いですね。びゅんびゅん飛ばしてる感じです。まだ若いペアなので「こんなに最初から飛ばしちゃって大丈夫か?」と不安になる私。
シークエンスはダブルアクセルを二つ続けましたが、後の方でエファイエワが転倒。惜しい。リフトは降り方に工夫が見られ、ペアスピンも逆回転から入るなど、色々考えているようですね。スパイラルも綺麗です。二つ目のスロウは危なっかしかったですがなんとかこらえました。デススパイラル、リフトを経てソロスピン。ちょっともたついちゃったかな。もう一つリフトを入れて、締めはステップ。驚いたのは終盤になってもあまりスピードが落ちなかったことです。
うーん、これはいけるんじゃないですか? まだ若いですし、この先の努力次第でもっと上に行けるのではという印象を受けました。元気があるのはいいことです。
PBを更新しました。
ドロタ・シュデク/マリウス・シュデク ポーランド
地元の表彰台候補の登場に、場内が割れんばかりの歓声です。曲はポーランド出身の作曲家、ショパンのセレクション。衣装はマリウスが赤いラインの入った黒の上下、ドロタが赤いワンポイントの入った黒いドレスです。SPも黒ベースに赤模様でしたが、何か由来のある組み合わせなのか気になるところ。
最初はダブルアクセルからのシークエンス。ちょっとマリウスが乱れましたね。次はスロウの3ループですがすごく綺麗なスロウでした。入るお客さんの興奮と歓喜の叫び。やっぱり地元ペア違いますね。次のソロの3Tはすっぽぬけてしまいましたが。
ステップからの3ツイストは高くて綺麗です。リフトも見事。ソロスピンはちょっと動きがあいませんでしたが……。スパイラルも綺麗です。そしてもう一つスロウジャンプ、今度はサルコウですがこれも見事に決まりました。なんか場内のお客さんの興奮がそのまま伝染してる感じです。もう一つリフトを入れて、逆回転からのペアスピン。そしてこの次のリフトの入り方が凄かった。締めはデススパイラル。
演技後会場中でポーランドの国旗が踊ってました。お客さんも立ち上がって拍手。滑り終えた二人もとても満足そうでした。九十九年ぶりの選手権でこの演技ですものねえ……納得です。
マリア・ペトロワ/アレクセイ・ティホノフ ロシア
地元のペアのあの演技の後ということか、ちょっと緊張してるみたいですね。衣装はティホノフが青いシャツに黒のズボン、ペトロワがクリームのドレスです。曲はベートーヴェンの
「月光」
トリプルのツイストから入りましたが、高いです。次はソロのトリプルジャンプですが、ここでティホノフがステップアウト。この次はダブルアクセルを二つ続けたシークエンスなんですが、こっちでもティホノフに乱れが……うーん。
スパイラルはこの二人だけあって綺麗です。スロウの3ループも決めて来ました。こういう力技になるとやっぱり強いですね。リフトはポジションの変化を入れたり、下ろす時に工夫が凝らされたりしていていい感じ(今回若手ペアが多かった為、こういう凝ったリフトがあまり見られなくてちょっと淋しかったですね)もう一つリフトを入れてからデススパイラル。次のリフトは降ろす時に回転させました。そしてソロスピンですがこのペアにしては動きが……やっぱりまだ本調子じゃないんだろうな。
ステップシークエンスはミラーの動きが入ってますが、何だか元気が無い感じ。スタミナ切れかな。頑張れ、後少しだ。締めはペアスピン、これも逆から入ってますね。
パーフェクトな演技では無いのですが、入院後2週間の調整時間でよくぞここまでまとめあげたと思います。今回若手が多かったので、ベテランの演技はやはり見栄えがしましたし。
ユリア・オベルタス/セルゲイ・スラフノフ ロシア
曲はエドヴィン・マートンだそうです。衣装はスラフノフが白→緑のグラデーションの上下、オベルタスが緑のドレスに黄のたすき(違うか……)です。
最初はソロジャンプの3−2シークエンスですが、タイミングがズレてます。次はトリプルのツイスト、これは決まりました。そしてソロのダブルアクセルですが、ここでスラフノフがステップアウト、オベルタスがすっぽぬけ……。
NHK杯で失敗したスロウの3サルコウは何とかこらえました。リフトはポジションチェンジでキャリーが入り、降ろし方にも工夫が見られます。ソロスピンは二人の動きが綺麗に揃っていて綺麗です。ステップはミラーが入ってますね。スパイラルを経て今度はスロウ3ループですがここで転倒。鬼門なんでしょうか。もう一つリフトの次はペアスピン、このペアも逆から入ってますね。これやるとレベルが上がるらしい。
そしてステップシークエンスですが、えーと……なんか動きがズレてませんか? 最後のリフトは凝りまくりで凄いです。締めはデススパイラル。
色々と難しいことをやろうとしているのはわかるんですが(技の一つ一つのレベルは高い方だと思う……多分)なんかとにかくズレているというか、流れの悪い演技でした(もう一組の若手ペアの方が感じ良かったって言ったら言い過ぎかなあ……)
演技後オベルタスが落ち込んだ表情を見せていたところからすると、本人にとっても不本意なのでしょう。
アリオナ・サブチェンコ/ロビン・ソルコビー ドイツ
トリは優勝候補。衣装はお馴染みになった感のある十字模様です。曲は
「The Mission」ちょっと調べたんですが宗教映画のようですね。ロバート・デニーロとジェレミー・アイアンズ主演か……。
最初は大技スロウ3フリップ、決まった! 高いし飛距離もあるし着地も文句無し。続いてソロの3−3のジャンプシークエンス、二人の飛ぶタイミングがバッチリです。こんな綺麗なソロジャンプシークエンスを見せられると嬉しくなっちゃいますね。トリプルのツイストも難なく決め、リフトはポジションチェンジでキャリーが入ります。工夫が色々と凝らされてて見応えありますね。
スパイラルはソルコビーも足が高く上がってます。イーグルの姿勢からそのままリフトに入りますがこれも文句無し。さっとあがるのがいい。それからもう一つスロウの3回転ジャンプ、これも高いです。ソロの3回転も決めてきました。
続くソロスピン、ステップシークエンスはどちらも二人の動きが綺麗に揃っています。リフト、デススパイラルとどれもきっちりこなし、締めは逆回転からのペアスピン。
いや〜、文句無いですね。まさにパーフェクト。随所に細かい工夫が凝らされていて見どころたっぷりな演技でした。チャンピオンの名にふさわしい演技というのはこういうのを言うのでしょう。
当然のようにPBを更新しました。うーむ、ショートの時の転倒がなければ200点越えてたと思うと惜しいなあ……。
優勝はサブチェンコ/ソルコビー、2位はペトロワ/ティホノフ、3位はシュデク夫妻、4位はオベルタス/スラフノフ、5位はヴォロソシャー/モロゾフ、6位はエファイエワ/メンシュコフ、7位はヴァルトマン/ジュスト、8位はプラ/ボウナー、9位はマギッテリ/ホタレック、10位はピアトコウスカ/クロミン。
表彰式の様子も映りました。上位3組、とてもいい笑顔です。それにしても、並ぶと女性は三人とも同じくらいなのに、男性は中央のソルコビーだけちょっと低いのがなんか気になってしまいました。両脇の二人が大きすぎるだけかもしれませんが。