去年はBSで放映があったカップル競技ですが、今年はCSに追いやられてしまいました。テレ朝のやることはわかんないね〜。と思いつつ昼間の男子SPを見てビックリ。
全選手放映されてるんですよ!
解説が有香さんなんですよ! 佐野さんじゃなくて。
実況がまともなんですよ!
うっとうしい煽りが無いんですよ!
……やればできるじゃん、テレ朝。いつもいつもこのクラスの放映をしてくれたら最高なのになあ。これならペアとアイスダンスも期待できるかな?
というわけで民放とは思えないくらい気持ちよく観戦できたスケートアメリカ、男子SPでした。女子は無理なんだろうけどね……せめてBSだけでも別解説、別編集にしてもらえんものでしょうか。
南里康治 日本
トップバッターは日本の南里選手。今シーズンこそ壁を破れるか? 日米対抗で披露した「月光」のプログラム。衣装も同じ黒スーツです。
コンビが3−2になってしまいましたが、それ意外は目立ったミスがなく、良いできだったと思います。ステップがもうちょいレベル高いともっといいんですが。とはいえ、スケートアメリカは好調な滑り出しのようです。
ライアン・ブラッドリー アメリカ
地元アメリカのブラッドリー選手。こちらも日米対抗で披露した「ゴッドファーザー」に、黒いタイと白スーツ。
最初は4回転をやる予定だったようですが、抜けて三回転になってしまいました。でもそれより、アクセルがダブルになっちゃった方が痛いかも。高かったんですけどねえ。途中で投げキッスしてるように見えました。演技派ですよね彼も。
カレル・ゼレンカ イタリア
最初誰だかわかりませんでした。まさか彼も映してくれるとは。衣装は黒の上下、曲はBlues for Klookです。
3つのジャンプを全部ミスってしまいました。アクセルは回転が足りませんし、コンビでは転倒。最後のルッツジャンプもダブルに。技術点ががりがりと削られたっぽいです。後、曲の終了がちょっと早かったですね。本人もがっかりしているようでした。
アンドレイ・ルータイ ロシア
ロシアの若手ルータイ選手。衣装はグレーの肩がけの入った黒の上下。曲は映画「トゥルーマンショー」
4T−2Tのコンビネーションを成功させました。よくやった。ステップもよく動いていて見栄えがします。単独のスピンは男子はシットが多いのですが、彼はキャメルでドーナツも披露。とにかくすばらしい。よくやってくれました。満面の笑顔で嬉しそうです。
クリストファー・ベルントソン スウェーデン
東京ワールドではおおいに盛り上げてくれたベルントソン選手。個人的に好きな選手の一人です。今度の衣装は赤のアンダーに白いシャツ、赤いサスペンダのついた黒いズボンと派手です。曲は映画「アメリ」
ねじ巻き人形をイメージしたっぽいプログラムで、またまた彼の得意の路線という感じ。転倒してしまったのが残念ですが、彼らしいプログラムでした。最後は、あれはねじが切れたんですね。
小塚崇彦 日本
衣装は黒い襟と黒い胸ポケットのついた赤いシャツと、黒いズボン。なんかいっつもスポーツウェアみたいな格好で出てくる気が……。曲は「キャラバン」
コンビネーションジャンプ、間に余計な動作が入ってしまいましたね。アクセルは良かったのですがフリップでも転倒。他が綺麗だっただけにすごく残念。特にスピンがとてもよかったです。
演技後ちょっと悔しそうでした。そういや彼が優勝した世界ジュニアで、一緒に滑った選手が3人も出てるんですよね。複雑かも。
ケヴィン・レイノルズ カナダ
今年からシニアにあがってきたようです。まだかけもちかもしれませんが。相変わらず童顔で可愛いな。衣装は黒と赤でなかなか派手。曲は「パリのカナロ」
4回転入りのコンビネーションをあっさり成功させました。でもアクセルで転倒。うーん……先輩のサンデュと同じ轍を踏まないといいんですが点点。とはいえ、他の要素は問題なし。拍手を貰ってやりきった表情でした。
パトリック・チャン カナダ
なんか、また一段と大人っぽくなりましたね〜。私、彼と前に滑ったレイノルズ選手が、同い年というのが未だに信じられないんですが。衣装は黒の肩掛け模様の入った青い上下、曲は「女帝」
演技の方は、こちらはこちらで動きが伸びやかになって、芸術性がぐんと増してきましたね〜。これはこの先侮れない選手に成長するかも。次の五輪はカナダだし、二人とも要注目ですね。
アルバン・プレオベール フランス
フランスのお笑い系、プレオベール選手。今回の曲は「アダムス・ファミリー」衣装は白襟の黒スーツで、背中に手がくっついてます。あれはどう見てもハンド君ですね。
スタートのポーズが何だか考える人みたいです。ジャンプがあまり綺麗に見えないのがネックですが、失敗はしていません。途中でおなじみのあの曲も入り、とても楽しいプログラムでした。
ステファン・キャリエール アメリカ
衣装は暗い黄緑のメッシュシャツに、赤い模様のついた黒ズボン。トップが地味なのに対してボトムが結構派手目です。曲は「天国への会談」
全ての要素を問題なく決めました。シットスピンが特に綺麗で、ここでお客さんからは拍手が。本当にいい演技でした。でもPBではないんですね。
エヴァン・ライサチェク アメリカ
衣装は今年も黒ずくめ。でも去年のとは微妙に違うみたいです。曲は「マスク・オブ・ゾロ」以前もパソドブレやカルメンで滑っていた辺り、ラテン系好きなのかも。
えーと、最初のジャンプでいきなり転倒しました……また出たかSP苦手病。とはいえ他は問題なく、やっぱり上手だなと思わせました。しかしスコアは随分低いです。まあ彼の恐ろしさはフリーで発揮されるわけですが……。
高橋大輔 日本
トリは高橋選手。衣装は黒の一体型。メッシュになってたり羽飾りがついていたりと、なかなか派手。曲はヒップホップバージョンの「白鳥の湖」
このプログラムは日米対抗のエキシでも見たのですが、やっぱり凄いですね〜。それにどの要素も文句なしに決まりましたし。大成功で一人だけスタオベを貰いました。スコアも一人だけ破格の80点台です。
スコアは高橋選手がダントツのトップ、続いてらいさちぇく、チャン、プレオベール、ルータイ、キャリエール。
この分だと高橋選手の優勝は確実だと思われますが、ライサがいるからなあ……やっぱりわからん。
残念なのは南里選手と小塚選手の不調。特に南里選手は派手にミスったわけでもなく、割りといい滑りを披露したのですが、他が凄すぎましたね。
他は若手がとてもいい滑りを見せてくれたとか、ベルントソンとプレオベールがとても楽しかったとか、とにかく今年もフィギュアから目が離せそうにありません。