欧米文化に浸かってます

好きな海外作品のことや、スイーツ作りのことなどを。
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シックス・フィート・アンダー 挑戦

Six Feet Under: Better Living Through Death
Six Feet Under: Better Living Through Death
Alan Ball, Scott Buck, Cara Dipaolo, Alan Poul

今週は少し邦題があってない気がします。「侵食」とかの方が良かったんじゃないかな? 久々にパトリシア・クラークソンとキャシー・ベイツが登場しました。
普段が普段だからか、最初の方でフィッシャー兄妹が三人揃ってマヤをあやすようなシーンがあると、心底ほっとします。
バネッサがフェデリコの浮気のことで、アンジェリカと電話をしていましたが、ここで以前登場したグラシエラが出てきても面白かったのにな、とも思いました。

病院に入ってくる老夫婦。妻の身体の具合が悪いようだ。夫は大丈夫、何も心配するようなことはないよと励ます。だが妻の腹部には腫瘍ができていた。転移も進んでおり、治療ができるような状態ではない。呆然とする夫。

今週の死者はジョーン・モリソン。身体の中にいつしかできた腫瘍に、自らを食い尽くされた女。
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映画「あるスキャンダルの覚え書き」

あるスキャンダルの覚え書き
あるスキャンダルの覚え書き
ゾーイ・ヘラー

原作は未読です。なかなか興味を惹かれる題材だったので見に行って来ました。
メアリー・ケイ・ルトーノー事件を題材にしたと言われていますが、実際のところはヒント程度のようですね。さすがに13歳の生徒と……というわけにはできなかったようで、生徒は15歳になってます。そういうところでは実在の事件の方がスキャンダラス。

感想としては、とにかくデンチが怖かった。半年ぐらい前に見に行った「ヘンダーソン夫人の贈り物」では、とても茶目っ気のある可愛い役どころだったわけですが、今回はイッちゃったストーカーを好演。どちらも過不足なく演じられるのはさすがの貫禄です。
シーバ役のブランシェットも、「この人、どこかオツムのネジが緩んでるんじゃない?」と思える役をやはり好演。映画の中でいいなと思ったのが、ブランシェットの衣装の着方です。どこか微妙にだらしないんというか、崩れた感じがするんですよね。それがまた、ふらふらと考えなしにやっちゃうキャラクターを表していました。
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メーデー! 航空機事故の真実と真相

シーズン2を見終わりました。

エピソード1 突風
1990年6月10日に怒った事故。ブリティッシュエアウェイズ111便が飛行中、突然コックピットの窓ガラスが外れて飛んで行った。シートベルトを外していた機長は外に吸い出されてしまい、足が操縦桿に引っかかって機体に張り付いてしまう。また、操縦桿を機長の足が引っ掛けている為、操縦不能に陥ってしまう。
駆けつけてきた客室乗務員が足を外して機長の身体を支え、その間に副操縦士が機体を立て直した。副操縦士は就任したばかりの若手だったが、教わったことを思い出しながら必死に操縦桿を握り、最寄の空港に無事緊急着陸した。
副操縦士も客室乗務員も、機長は死んだと思っていたが(この寒さと暴風の中さらされて、生きていられるわけがないと)驚いたことに機長は生きていた。手を離さなかったのは、極めて正しい判断だった。機長は数箇所の骨折と凍傷になっただけで済み、5ヵ月後には仕事に復帰した。乗務員はこの快挙により、表彰された。
事故の原因は窓を止めるボルトに、規格サイズのものより小さなものが使われていたことだった。押さえつける力に抵抗できず、外れてしまったのだ。

エピソード2 傷ついた鳥 
1995年8月21日に起きた事故。アトランティック・サウスイースト航空529便(百人も乗れない小型の飛行機)が飛行中、片方のエンジンが破損してしまう。機長と副操縦士は最寄の空港に緊急着陸しようとしたが間に合わず、森に盛大に突っ込んでしまった。衝撃が走り機体が破損したものの、乗員乗客はこの時はまだ全員生存していた。
だが着陸してすぐ、漏れた燃料により火災が発生し、辺りは地獄絵図となってしまった。逃げるには火の中を突っ切らなければならない。また、管制塔は救助を要請するのを忘れていた。幸い、飛行機が落ちるのを見た近くの人が救助要請をしていたものの……。
乗客は炎に巻かれ、駆けつけた近所の人達も何もしてやれない。機長と副操縦士はコックピットに閉じ込められており、副操縦士は窓を破って脱出しようとする。近くにいた怪我の浅い乗客が窓を破るのを手伝おうとしたが、その時にはコックピットの中が燃え始めていた。一瞬、戸惑う乗客。そのまま逃げても、誰も彼を責めることはできなかっただろう。だが彼は踏みとどまり、救助を続けようとした。そして、副操縦士は脱出できた(機長は助からなかった)
火災のせいで死亡した乗客が何名も出た。火災さえ起きなければ、あるいは救助がもっと早ければ、助かった人はもっと多かっただろう。

エピソード3 ハイジャック
このエピソードは事故ではなくハイジャック事件を描いたもの。1994年12月24日、エールフランス8969便はアルジェリアからフランスに向かおうとしていた。離陸直前、警察を名乗る男達が乗り込んで来る。だが彼らはイスラム過激派のメンバーだった。8969便は乗っ取られてしまう。テロリストは人質のうち、二名(アルジェリア人の警官と、ベトナム人の外交官)を本気であることを示すために射殺する。
エールフランスはフランスの航空会社であるが為、フランスとアルジェリア、両政府が揉め始める。その間、機長や乗務員はテロリストと普通に話をし、彼らを落ち着かせようと務めた。その為、人質のうち女性や子供は解放しよう、という話になるが、そこへアルジェリア政府がリーダーのヤヒアの母親を説得の為に連れてくる。母の姿を見たヤヒアは激怒し、見せしめの為に今度はフランス人男性を射殺する(思うのだが、この「母の説得」というものは効果があるのだろうか。逆効果になることが多いような気がするのだが)
アルジェリアに任せてはおけないと思ったフランス側は、自国で解決するために離陸を要請。アルジェリアもフランス人死者が出たことでそれを受け入れざるをえなくなる。ヤヒアはパリに向かうように言うが、燃料が足りずマルセイユまでしか飛べなかった。フランス政府はマルセイユに特殊部隊を配置する。
マルセイユでヤヒアは、飛行機に燃料を満タンにするように要請する。特殊部隊の大佐はヤヒアが自爆テロを起こす気だと気づき、燃料は入れず時間を稼がせようとする。
膠着状態の末、ついに特殊部隊が中に突入することに成功し、テロリスト達は射殺される。コックピットにいたヤヒアともう一名は、ビルの上に配置されていたスナイパーに射殺された。
テロリストは腹いせに乗務員を殺すこともできたが、しなかった。リマ症候群(こちらの方が古いが)になっていたのかもしれない。
三名の死者が出たが、それ以外の人達は皆助かった。だが事件が残した傷跡は深い。大佐、機長はこの番組に、シルエットで出演していた(大佐はテロリストから命を狙われているのだそうだ)
テロリスト達は、飛行機の燃料を満タンにしたら、エッフェル塔に突っ込む予定だったという。だがことを起こす前に阻止することができた。そして、この事件は忘れられてしまった。7年の時が経過するまで。忘れるべきでは、なかったのかもしれない。

エピソード4 上昇か? 下降か?
1995年12月20日に起きた事故。コロンビアに向かっていたアメリカン航空965便は、ベテランのパイロットに操縦されていた。だが途中で些細なミスを犯してしまう。航路を計算してくれる装置の入力を間違えたのだ。行き先は「レゾ」なのに、Rの一覧から一番上を選択してしまったが為に、飛行機は違う方向へと向かってしまう。そして夜であったが為に、この間違いにすぐ気づけなかった。気がついた時は、険しい山脈がすぐ近くに迫っていたのだ。空港ではなく。
飛行機は空港に着陸するために下降している最中だった。何かおかしいと思った時点で上昇し、コースを戻ってやり直していれば、助かったかもしれない。
飛行機は山腹に衝突し、全損した。険しい山のジャングルの中。だがこの悲惨な状況の中で、大学生の男女と、父親と幼い子供達が助かっていた。女の子は残骸の中に埋もれており、男の子は声しか聞こえなかった。父親は必死で息子を探したが、どこにいるのか見つからなかった(少年は木に引っかかっていた)
夜が明ける頃、救助隊がやってきた。生きていた人達は救出されたが、幼い少年は手術室で帰らぬ人となった。救助の手さえもっと早ければ、彼も助かったのだろうか。

エピソード5 空中衝突
2002年7月1日に起きた事故。モスクワから飛び立ったバシキール航空2937便と、ブリュッセルに向かう予定だったDHL611便が、ドイツのリートリンゲン上空で衝突してしまう。飛行機は大破し、どちらも全滅した。
バシキール航空2937便には、多くの子供達が搭乗していた。楽しい旅行の筈であったのに。
衝突の原因は、管制官のミスだった。本来なら二人組で職務に当たるのだが、この時は片方が長い休憩を取っていた(バシキール航空の便はチャーター便であったことを考えると、普段は暇な時間帯なのかもしれない)更に機器のメンテナンスが行われ、レーダーの反応が遅く、電話も通じない状態であった。この状態で一人で二つのモニターを見張り、また別の方向からは別の飛行機も飛んで来ていた。そちらをどうにかしようとしている間に、バシキール機とDHL機は接近していたのである。
飛行機にはTCASと呼ばれる「衝突防止装置」が搭載されている。二つの飛行機が接近した時点で、バシキール機は「上へ」DHL機は「下へ」の警告が発せられた。だが管制官はその事実を知らず、バシキール機へ「下へ」の指示を出してしまう。その指示にバシキール機が従った結果、悲惨な事故が起きた。
このほぼ一年前に、日本でも同様の事故が起き掛けていた。管制官が誤った指示を出し、操縦士はTCASではなくそちらに従おうとした。幸い昼間で晴れていた為、衝突は回避できた(衝突していたらテネリフェを越える悲劇になっていただろう)その時、「TCASと管制官、指示が異なったとき従うのはどちら?」という論争が起きていた。だがその時はまだ結論が出ていなかったのである。
この事件には更に悲しい顛末があった。事故が起きた後、ミスをした管制官はマスコミの集中砲火をくらった。そして二年後、この事故で家族を全て失い心を病んだある男性に、刺し殺されてしまった。彼の死に、マスコミは無責任と言えるだろうか?

エピソード6 ニューヨーク上空
1990年1月25日に起きた事故。悪天候の中を、アビアンカ航空52便はコロンビアからニューヨークに向けて飛んでいた。だが霧のため視界が悪く、多くの飛行機が待機を余儀なくされていた。52便は代替空港のボストンへ向かうべきか尋ねたが、管制官からはしばらく待っていてくれといわれていた。待機しているうちに燃料がつきそうになり、52便は慌てて着陸しようとする。だが管制官にその状況は伝わっていなかった。
暗い中52便は着陸しようと試みたが、ウィンドシアに巻き込まれ果たせずに終わる。もう一度着陸しようとしたが、その時は燃料はほぼ使い果たしていた。そして、あせった結果森の中に突っ込んで大破してしまう。
見ていて少し、管制官ののん気さに唖然としてしまった。本当にここまで状況を理解していなかったのだろうか。お咎めなしというのが不思議なくらいに感じてしまう。
飛行機は大破したが、燃料がほぼなくなりかけていた為か火災は起きなかった。それだけが、良かった点かもしれない。この事故でも多くの人が死亡した。


この番組を見ている間に、日本でまた航空機が衝突しかける事故が起きた。またも管制官のミスらしい。一つ間違ったら大惨事になってしまうということを、忘れずにいてほしいものだ。
その他海外TV番組 | permalink | comments(0) | trackbacks(2)

エイリアス マーシャル危機一髪

Alias [Original Television Soundtrack]
Alias [Original Television Soundtrack]
Jeffrey [J.J.] Abrams, Michael Giacchino, Tim Simonec, Hollywood Studio Symphony

キューバのハバナのダンスクラブにて、サルサを踊るシドニー。例によって、そこが情報提供者との待ち合わせの場所です。情報提供者のアレックスと踊る振りをしながら情報交換。周囲にいる目つきの悪い男達が気になるなあ……。
アレックスは大規模テロの計画を教えてくれます。無線でその情報の入ったハードディスクの場所をディクソンに伝え、ハードディスクはディクソンが回収。シドニーは報酬を渡してアレックスと別れます。これで任務は終了の筈でした。
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エイリアス | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

チェリージャムのマーブルケーキ

ジャムを使用したジャムのマーブルケーキは、手軽なので時々作ります。

チェリージャムのマーブルケーキ

今回は自家製チェリージャムを使用。アメリカンチェリーを買ってきて、半分に割って種を取り、果物の3分の1の量の砂糖とレモン汁半個分を加えて煮れば完成。

それを160g程、普通のパウンドケーキに最後に加え、マーブルになるように軽く混ぜてから焼くだけです。

ジャムの変わりにマロンクリームを使えば、マロンクリームのマーブルケーキになります。
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クローザー 二度死んだ女

心臓麻痺で死亡したヤク中女性の遺体が運びこまれて来ました。歯から彼女がリサ・バーンズだということがわかりましたが、なんと彼女は数年前にクローリックという、連続殺人犯に殺されたことになっていました。この事態に困惑するロス警察。目の前の女性はリサ・バーンズであることに間違いありません。ということは、以前の黒焦げ女性の遺体は誰?
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クローザー | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

LOST 自分のために生きよ

LOST シーズン2 COMPLETE BOX
LOST シーズン2 COMPLETE BOX
マシュー・フォックス

今週のエピソードで確信しました。アメリカのソーヤーファンは、痛めつけられ、ボロボロになるソーヤーを見て萌えていると!
でないと、なんであそこまでしょっちゅうズダボロにされて、血まみれになってんのか理解できません。きっと彼が殴られると反響が大きいんでしょう。

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シックス・フィート・アンダー 傷跡

Six Feet Under
Six Feet Under
Original TV Soundtrack

今週はとにかくクレアが良かったです。クレア可愛いなあ。すごくいい子なのに、男運が無いのは残念ですね。

家の中をあわただしく物色する、男と女の二人連れの強盗。家の主である男性は、縛り上げられ、口にテープをされた状態でただ眺めていることしかできない。
物色がほぼ終わった頃、電話がかかってくる。取る者がおらず、自動的に留守電に切り替わる。聞こえてくるのは男の妻の声だ。もうすぐ帰ると明るく告げる。その声をバックに、強盗は銃口を男の額にあて引き金を引く。

今週の死者はロバート・カール・メインハート。何故、死ななければならなかったのだろう?
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メーデー! 航空機事故の真実と真相

シーズン4の放映に伴い、シーズン1からベルト放映されているようなので見てみました。
これ……重いです。当たり前ですが「全部実際に起こったこと」なので、とてつもなく重いです。ついでにウィキペディアで航空事故のリストを見たら鬱になってしまいました(汗)飛行機ってこんなに危ない乗り物なのね……。

これ見たら当分飛行機乗る気無くします。まあ、乗る予定なんて無いんですが。今のところは。

エピソード1 機体破壊
1989年2月24日に起きた事故。ユナイテッド航空811便のフライトの最中に、爆発が起きて機体の一部が吹き飛んだ事件。でも穴が開きながらも無事に着陸して、犠牲者が最初の爆発で吸い出された9名だけだったので、被害は小さい方と言えると思う。
原因は貨物ドアの作りに問題があって、フライト中にそのドアが開いてしまったことだった。犠牲者の親が「息子の死の原因を究明する」と、頑張って頑張って、とうとう真実を明らかにしてみせたのには、ただただ感服した。

エピソード2 サンダーストーム 
1999年6月3日に起きた事故。アメリカン航空1420便が雷雲の中を飛んでいて、嵐より先に空港に到着しようとやっきになった結果、オーバーランを起こしてしまう。雨で濡れた滑走路で滑って滑って、外に飛び出してどこかにぶつかって炎上。死亡者まで出てしまう。この事故で機長も死亡してしまった。
原因は悪い状況と遅れとあせりで、操縦する側がミスしてしまったこと(適切なブレーキ捜査を行わなかった)嵐を避け違う空港に着陸することを選んでいたら、事故は起きなかったかもしれない。だが代替空港へ着陸すれば、後で目的地に改めて客を運ぶ為の費用がかかってしまうし、客からも遠回りに対して苦情を言われてしまう。
今から40年近く前、霧で閉ざされた羽田空港への着陸をためらった飛行機があった。結局機長は羽田への着陸をあきらめ、別のもっと安全な空港へと向かったが、既に時間に遅れていたこともあり、乗客は機長に怒りをぶつけ、罵倒したという。羽田に着陸しようとした別の飛行機が墜落するまでは。

エピソード3 機内火災
1998年9月2日に起きた事故。飛行機が全壊し乗員乗客も全滅するという、一番悲惨なタイプの事故。
スイス航空111便のフライトの最中に、隔壁内部のケーブルが燃え始めて火事になるが、不幸にも誰もその事実に気づかなかった。コックピット内に煙が漂いだし、乗員が「おかしい」と気づいた時には既に遅かった。緊急信号(Pan-Panという信号を初めて聞いた)を発信し最寄の空港へと向かおうとするが、間に合わなかった。火災は内部の重要なケーブル類をすべて焼ききり、飛行機はなす術もなく海に墜落した。ケーブルが焼ききれたため、フライトレコーダーとボイスレコーダーは、最後の6分間が記録されていなかった。
原因はケーブルの素材に燃えやすい材料が使われていたことと、ファーストクラスに新しく設置された娯楽施設へのケーブルの放つ熱が計算に入っていなかったことだった。スイス航空はこの事故の補償が遠因となり、経営破綻した。

エピソード4 操縦不能 
2000年1月31日に起きた事故。エピソード3と同じく最悪のタイプ。アラスカ航空261がフライト中に垂直尾翼が動かなくなってしまう。操縦士は何度も何度もスイッチを入れたが、動かすことはできなかった。近くの空港に着陸しようとしたが、途中で垂直尾翼が壊れ、海に墜落した。
原因は機体の手抜き整備。時間と経費を節約する為に適切な整備が行われていなかった。アラスカ航空の整備士リオティンはクビをかけて直訴したが、聞き届けられることはなく、閑職に追いやられてしまう。彼の言うとおりきちんと整備していたら、墜落せずに済んだかもしれない。

エピソード5 計器異常
1996年10月2日に起きた事故。これも最悪のタイプ。アエロペルー航空603便が飛び立ってまもなく、高度計と速度計がめちゃくちゃな数字を示し始める。機長と副操縦士は管制塔に正しい位置を尋ねるが、管制塔のデータは飛行機のコンピュータからインプットされる為、正しいデータが得られていなかった。ありとあらゆる警報が鳴り響く中(速度オーバーと速度低下の2種類の警報が同時に鳴っていた)では、対処のしかたなど誰にもわかるまい。誘導用の飛行機を飛ばしてもらい、何とか着陸しようとしたが果たせず海に突っ込んで全壊してしまった。
この事故の原因は、外から空気を取り込んで高度や速度を計測する「ピトー管」に、テープが貼られていたという些細なミスだった。この些細なはがし忘れが、多くの人を死なせてしまった。しかも、以前にも同タイプの事故が起きていたという。

エピソード6 燃料切れ
2001年8月23日に起きた事故。エアトランサット236便が、飛行の最中に燃料切れを起こしてしまう。燃料タンクに穴が開いていたのだが、その事実に操縦士は気づかず、コンピュータの誤作動だと思っていた。最終的に事態に気づいたのは、燃料が完全に切れシステムがほぼ停止してしまってからだった(非常用のラムエア・タービンで交信のみ可能)巨大なグライダーと化してしまった機体を操縦士は必死に操り、最寄の空港を目指す。機体は、しばらくは滑空していることができるのだ。空港はぎりぎりの距離。失敗すれば海へ着水することになるが、その場合破損は免れない。何とかたどり着いた空港で、たった一度のチャンスにかけ着陸する。ブレーキが使えないため猛スピードで突っ込みタイヤがバーストしたが、無事着陸し乗員乗客すべて無事だった。
事故の原因は、エンジン交換の際に純正品でないパイプが使用されており、その為にすれて穴が開いてしまっていたのだった。
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FBI:失踪者を追え 模範囚の手紙

WITHOUT A TRACE/ FBI失踪者を追え! (セカンド・シーズン) コレクターズ・ボックス
WITHOUT A TRACE/ FBI失踪者を追え! (セカンド・シーズン) コレクターズ・ボックス
アンソニー・ラパグリア

刑務所で起きた乱闘騒ぎ。それが終わったときに、二人の囚人の姿がその場から消えていた。二人は脱獄犯として手配される。
やがて、消えた片方、ジェームズ・マカヴォイの姉ローラがFBIを訪ねて来る。彼女は模範囚で仮釈放が決まっていた弟が逃げるはずがないといい、弟を探してくれと頼むのだった。
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