AXNで放映されていたキッドナップ、打ち切りだということは知っていましたが、主演がシックス・フィート・アンダーのビリー役、ジェレミー・シストということもあって、なんとなく見ていました。しかしビリー……おっさんになっちゃったなあ。打って変わってまともな役でしたが。
ネイト役だったピーター・クラウスは今度始まる新ドラマで、またタラシな役をやるらしいですが。デイヴィッドを演じたマイケル・C・ホールも「デクスター」で、女に興味の無い男の役をまたやってますね。
打ち切りドラマなのであまり期待はせずに見ていましたが、結構面白かったです。誘拐される男の子がなかなか骨のある子だったり、監視役のオットーという兄ちゃんが割と人が良さそうだったり、ちょこちょこツボにくるシーンがありました。ターナーも好みのタイプだったし。ラティマーのおっさん渋いし。
ただなんつーか……人死に多すぎるんですよね。オットーとバージルを殺すことはなかろうそりゃ、オットーは生きていてもムショ行きでしょうが。最後の台詞はベタだけどじーんと来ました。
黒幕は警察のアンディでしたが……そりゃ、あんたの人生に降りかかったことがとんでもない悲劇であることは認めますが、その為に何人死んだと思ってんだ。オーブリーの友達や突撃する警官達を殺す正当な理由になるのかね? あんたのせいでメキシコのお医者さんも死んだんだよ。わかってんのかタコ。
レオポルドが無事に戻って来たのは良かったんですが、打ち切りということで放り投げられた伏線がチラホラ……。まあいいか。全員死ぬとかそういうラストじゃなかったし。