実際に放映された組み合わせは違いますが、コンパルソリーの感想はちょっと書きにくいのでこの形式で。
<ペアSP>
マリア・ペトロワ/アレクセイ・ティホノフ ロシア
フランス大会で優勝したペアがマズ登場。曲は前回と同じ
ヘンデルのサラバンドで、衣装も同じブルー系です。地元ということでお客さんもフィーバー。
さすがにベテランだけあって、ツイストやスロウといった大技はどれも綺麗に決まってます。最初の方のソロジャンプでティホノフがよろめいてしまいましたが、ミスといったらそれくらいでした。ソロスピンが綺麗に揃っている辺りはさすがベテランです。
下ろす時くるっと回転させるリフトも良かったですね。全体として見応えありました。
アンジェリカ・ピルキナ/ニコラス・ホグナー スウェーデン
この前はカナダ大会に出ていました。その時と同じ喜多郎の曲です。タイトルは「Sozo」「Peacock」となっていましたが、日本語タイトルがわかりませんでした。こうして見るとピルキナの衣装は鳥がモチーフになってるっぽいですね。あの裾尻尾みたいだ。それなら翼も欲しかったな……(やめれ)
カナダ大会の時よりはよくできていたと思います。スパイラルがとても綺麗でしたし、ツイストも高くて良かったです。スロウでよろめいちゃいましたが。後、ソロスピンももうちょい揃ってると良かったですね。
鳥を愛でてる飼い主さんに見えてしまったのは鳥飼いの性分か。
若松詩子/ジャン・セバスチャン・フェクトゥ カナダ
井上/ボルドウィン組と同じ、パートナー探しに海外に行った日本女性二人目です。四大陸では井上/ボルドウィンペアに続いて銀を取ってました。
曲は「Here Comes Santa」で、衣装は大きく模様の入った黒のボディスーツみたいな奴です。男女お揃いで若松さんもパンツです。背中に入った目みたいな模様が気になる……。
ソロジャンプで若松さんが転倒してしまいました。スロウもちょっと危なかったデスが何とかこらえてました。リフトは良かったです。
演技になんとなくですが、オリエンタルテイストが入っているような気がしました。曲は違うみたいですけどね。
アリョーナ・サブチェンコ/ロビン・ソルコビー ドイツ
中国大会3位のペア。優勝すれば王手です。曲は「Once Upon a Time」で、衣装はソルコビーが赤い襟の黒上下、サブチェンコが赤いワンポイントの入った黒のドレスです。
スロウておてつきがありましたが、それ以外は目立ったミスもなく、波に乗ったいい演技でした。ソロジャンプやツイストが綺麗に決まっていて、見ていて気持ち良かったです。
ドロタ・シュデク/マリウス・シュデク ポーランド
衣装は赤い肩がけ模様の入った黒の上下(奥さんもパンツ)曲はちょっとよくわかりませんでした(フォント小さいよ……)
ベテランだけあってやはり落ち着いた演技です。ソロジャンプが回転不足になったぽいですが、解説なかったら気づきませんでした。雰囲気があっていいな。
川口悠子/アレクサンダー・スミルノフ ロシア
パートナーを求めて海外へ渡った女性3人目。今年にペアを組んだばかりだそうです。曲は
Rondo capricciosoで、衣装はスミルノフが黒っぽい上下。川口さんが水色のドレスで髪を下ろしています。
うーん、組んだばかりとは思えない演技でした。ツイストもスロウも綺麗に決めたし、ソロジャンプもスピンも見事に揃ってます。組んだばかりなのも国際舞台初めてというのもしんじられない。
これは先行きが楽しみですね。この大会のみのエントリーというのが勿体ないくらいです。
結果は1位がサブチェンコ/ソルコビー、2位がペトロワ/ティホノフ、3位が川口/スミルノフ、4位がシュデク/シュデク、5位が若松/フェクトゥです。
3位のペアは本当に大健闘です。
<アイスダンスオリジナルダンス>
ノラ・ホフマン/アッティラ・エレク ハンガリー
衣装はエレクが黒の上下、ホフマンが赤い飾りのついた黒のドレスです。曲はTango
スピード感のあるいい演技でしたが、ちょっと無難すぎるかなという感じでした。
イサベル・デロベル/オリヴィエ・シェーンフェルダー フランス
フランス大会2位のペア。前回と同じ衣装で、曲も同じTango Volverです。
入り方が面白いですね。やはりベテランだけあって、安定したいい演技です。途中のリフトが凄かったな。
オクサナ・ドムニナ/マキシム・シャバリン ロシア
中国大会の優勝ペア。今回もコンパルソリーでは1位で登場です。衣装は前回と同じく、シャバリンが赤ネクタイの黒スーツで、ドムニナが大きな花柄を散らした赤ドレス。曲はピアソラのタンゴ。
こっちも面白い入り方です。地元ということで気合いも入ります。最初から迫力の滑りを見せてくれましたが……なんとここでシャバリンが転倒。調子良く滑ってたのになあ。
ここからガタッと崩れやしないかと心配になりましたが、そういうことはありませんでした。人の字の形に交差したり、ドムニナをシャバリンが脚でひっかけてくるっと回して見せたりと見せ場にも事欠きません。最後まで力強く踊りきってくれました。お客さんも大喝采です。
タニス・ベルビン/ベンジャミン・アゴスト
中国大会では2位だったペア。衣装、曲両方ともその時と同じです。
うーんやっぱり情熱という感じで色っぽくて素敵。最初のトゥイズルで早くもお客さんからは大きな拍手が。
本当にラテンが似合うペアだなあ。終盤のステップとローテーショナルの動きが凄かった。
キス&クライでも満足そうな表情を見せていました。問題はこの後のフリーですね。
結果は1位がベルビン/アゴスト、2位がデロベル/シェーンフェルダー、3位がドムニナ/シャバリン、4位がカー/カー、5位がホフマン/エレク。カー姉弟はなんで映らなかったんだろう……。
上位3組はどれもファイナル進出がかかってるとあって、白熱のフリーが予想されます。