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LOST 二人の女

LOST シーズン2 COMPLETE BOX
LOST シーズン2 COMPLETE BOX
マシュー・フォックス

ビリヤードルームに閉じ込められているケイト。ですが、彼女は逃げる為の労力は惜しまない女です。ビリヤードのキューを手に、油断なく様子を伺っています。その時足音が聞こえました。ドアの脇にぴったり張り付くケイト。
入って来たのはジュリエットでした。手には食事の皿(こんなことばっかりやってんのかな)襲い掛かりますが、なんとジュリエットがケイトを投げ飛ばしてしまいました。……意外と強かったんですね、彼女。
「食事を持って来たのに」と、彼女は怒って出て行ってしまいます。ま〜これは怒っても仕方がないかなあ。
今週のフラッシュバックはケイト。母親がまだピンピンしているので、幼馴染が死ぬ時よりは前のもののようです。以前のフラッシュバックより前か後かまではわかんないですが。
アイオワの田舎町に立ち寄ったケイト。ガソリンスタンドには、偽物のネックレスを売りつけようとしている女性がいました。彼女はキャシディ。ソーヤーのフラッシュバックで登場した彼女です。まだ身二つにはなっていないようですが、一人で詐欺師やってんですか。悪いことは言わないからやめておきなさいって。
偽物だと見抜かれヤバいことになりそうでしたが、ケイトは助け舟を出してやります。そして男達を追い払った後、二人で車に乗り込みました。バーのようなところで自己紹介。ケイトはルーシーという偽名を使います。キャシディは男に騙され全財産を奪われた身の上を話し、ケイトは指名手配中だけど母親に会いに来た、と話します。助けられた恩があるせいか、ケイトに協力を申し出るキャシディ。
ケイトの母ダイアンが住む家に、ウェーブのかかった長い髪の女性が近づきます。ブザーを押すと、隠れ場所から飛び出してくる男達。取り押さえますがそれはキャシディでした。キャシディは「聖書の訪問販売に来ただけなのに」と毒づきます。荷物からはたくさんの聖書。悔しそうな捜査官達。……どーでもいいが、まずは謝れ。
ケイトとおちあったキャシディは、三十分も尋問された、と言います。本当に関係ないセールスマンとか来たらどうするんだろう、あの捜査官達。そして何故そんなにまでして、母親に会いたいのか訪ねます。ケイトは自分の継父はDV亭主で、母を殴っていた。それが許せなくてガス爆発に見せかけて吹き飛ばした(ふと思ったんですが、そんな派手なことしなくても、刺して正当防衛に見せるという手は使えなかったんでしょうか。嫌らしいことされそうになったとさめざめ泣けば、割と騙せそうな気がしないでもない)母が困らないように、保険の受け取りも母親にしておいた。でも母親は通報した。何故母が自分を裏切ったのか知りたい、と説明します。
次の目的地は母親の働くダイナー。そこに客としてやってきたキャシディは、ダイアンにわざと料理をぶっかけます。服がどろどろになってしまったダイアン、洗面所へ。そこにはケイトがいました。ケイトは母に、何故自分のことを通報したのかと尋ねます。母を殴っていた男を始末したのに、何故自分を警察に引き渡そうとしたのかと。
ダイアンはあんな男でも自分は愛していた、とひどい説明をします。あの〜、それはないんじゃないですか? ケイトのしたことは確かに間違ってますが、あんたは一応母親でしょ。あんなのと暮らすのが娘の精神衛生に悪いことに気づかないんでしょうか。私はこういうバカな母親って嫌いです。よくニュースになる「男と暮らして子供を虐待されて殺されるバカ母」そっくし。
これがまだ「どんな理由があろうとも人を殺してはいけない。悪いことをしたのだから罪を償いなさい」なら、わかるんですがねえ……。なんか、母親に問題がありすぎて嫌な気持ちになっただけでした。
今回のエピソードを見ていて思ったんですが、ケイトの行動って結局のところ、母に対する「甘え」から出ているような気がします。継父をわざわざ母親にわかるような方法で殺したのも、一種の踏み絵だったように見えます。お母さんに褒められたいか、そうでなくても認められたいんじゃないかな。問題はダイアンが現時点では、駄目母にしか見えないってところですが。
母との対面は不本意なものに終わりますが、ケイトは手伝ってくれたキャシディに例を言います。そして騙した男が誰か教えてくれ、破滅させてやるから、と言いますが、キャシディはそれを拒否。そして彼の子を妊娠していること、まだ彼を愛していることを告げるのでした。
……ま〜それはいいんだけど、お腹に子供がいるんなら詐欺師の真似事はやめた方がいいです。バレて袋になったらことだし。それに子供に悪影響が出ますよ。
しかし、この後どうするんでしょうね? もし島から出た後で、ソーヤーがキャシディを騙した男であることを知ったら、今までのようにソーヤーとはつきあえないんじゃという気がするんですが。

島の現在。相変わらずケイトが閉じ込められていると、ロックが会いに来ました。そしてアザーズと一緒に行くと言い出します。……まあ、ロックさんのことですから驚きはしません。しかしこの人、何がしたいんだろう……。
ロックはケイトに「残念だ、君がいい人であると私は説明したんだが、彼らは君の過去を知っている」みたいなことを言います。まあ確かにケイトは人を殺してますが……それを言ったらロックもミハイルを殺しているのでは? アザーズの判断基準ってよくわかんない。マイケルもアナ・ルシアとリビーを殺したけど、お咎めなしで島から出して貰えたし。
ロックが出て行っちゃってからしばらくして、ケイトがサンドイッチを食べようとしていると(栄養つけておかないと、いざって時に困りますからね)突然武装した連中がケイトの部屋に発煙筒を投げ込みました。中から出てきたのは多分睡眠ガス。ケイトは意識を失って倒れます。

やがてケイトが目覚めると、そこはジャングルの中でした。手錠は片方の手にだけかかっており、その反対側は気を失っているジュリエットの手首です。何故か手錠につながれた状態で、ジャングルに捨てられていたのでした。唖然とするケイト。
……これってアザーズ側は、二人が殺しあうことを期待してんじゃないかと思ってしまうのは考えすぎでしょうか。
調べてみると、ジュリエットのズボンのポケットに、ナイフのようなものが入っています。それを取るケイト。ところが刃を開くのとほぼ同時にジュリエットが目を覚まし、ケイトの手首を押さえます。しばらくにらみ合っていましたが、結局ジュリエットが手を離しました。ケイトはナイフで手錠を外そうとしますが、ジュリエットに「それじゃあ大きすぎて無理よ」と言われます。そして「ここはどこ?」みたいなことを言いますが、ケイトは「あなたが知らないはずはない」と疑っている姿勢バリバリの態度。まあ無理はないんですが、半分がた嫉妬が入っているような気がする。
ケイトはどうしてジュリエットと手錠で繋がれたのだろう、と疑問を口にします。ジュリエットの答えは「ベンの心理戦」やっぱり殺しあうこと期待してんじゃないかなあ……それにしても彼女の口調「こういうことはよくあるわ」と言ってるみたいでぞっとします。
ケイトは自分達をジャングルの中に捨てて言った連中の痕跡を辿ろうとしますが、ジュリエットに「明日にしてくれ。雨が降るから」と言われてしまいます。信じないケイトでしたが、本当に雨が降って来ました。ジュリエットも、伊達に三年島にいたわけではないようです。
ジュリエットはケイトに「あなたが来たから私は故郷に帰れなかった」と言います。ま〜そうとも言えるかも。ロックさんを連れて来たのはケイトだからね。この状況にカリカリしているケイトはジュリエットに反論。ジャックは自分を心配していたから、助けに来るなと言ったと言います。でも、これが間違いであることは視聴者が知っています。ジュリエットも知っていました。そしてケイトにバラします。ケイトが檻の中でソーヤーとやっちゃったのをジャックが見てしまい、それで傷ついたからケイトを遠ざけたかったと。怒るケイト。結局取っ組み合いの喧嘩になってしまいます。……この喧嘩はケイトがジュリエットの肩を外してしまったことで、一応ケイトの勝ちみたいになりましたが、ケイトのやってることは大人気がないです。正直、ここのところの態度はどうかと思っていたので、ジュリエットがはっきりきっぱり「ジャックは傷ついた」と言ってくれてすっきりしました。ジャックが言うと状況的に寒くなっちゃうからね。しかしジュリエットも結構やるなあ……(うちの弟は「この人柔道でもやってたんじゃないの」と言ってました)
揉めている間にどこからともなく、エコーを殺した例の咆哮が聞こえます。ケイトはジュリエットを引っ張り、中が虚になっている大木の中に避難。そこでしばらく過ごすことになります。その間にジュリエットはケイトに手伝ってもらい、外れた肩をはめます。四回外れたって……それで外れやすくなってんじゃなかろうか。ジュリエットは例の怪物に戸惑い気味で、ケイトは不審気な瞳を向けます。でも、彼女は研究者で、フェンスの中などの「守られた場所」にずっといたのなら、ジャングル自体にはあまり詳しくなくても変じゃない気がします。
雨が上がり、化け物がどこかに行った時点でまた探索開始。ケイトはジュリエットに「あなたの知らない彼を私は知っている」みたいなことを言いますが(正直必死に優位に立とうとしているようにしか見えない)ジュリエットは「彼の出生地も誕生日も血液型も、結婚していたことも離婚した理由も父親の死因も知っている」と言います。まあ、データだけではわかんないこともあるでしょうが。
ジャングルの中を彷徨っていると、またしても例の黒い煙に追いかけられます。必死で逃げますが、行く手に現れたのはミハイルが死んだ音波フェンスでした。「あそこは通れない!」と叫ぶケイトに、「大丈夫、今は電源オフだから」と返すジュリエット。ですがケイトは突っぱねます。するとジュリエットがポケットから鍵を取り出し、手錠を外してしまいました。……鍵、持ってんじゃん。だったらなんで不自由な思いをしてまで、手錠をはめていたんだろう? ジュリエットは柵の間を通り抜け、何かを操作します。そしてケイトにも来るように指示。頭を下げて柵の間を通るケイト。ケイトが通った後で、ジュリエットはスイッチを入れます。音波フェンスが作動し、黒い煙は引っかかって通れなくなりました。この音波フェンス、侵入者よけだと思っていましたが、本来はこの黒い煙対策なのかも。
ケイトは鍵を持っていたのに、何故自由にならなかった、そもそも何故黙っていた、とジュリエットを問い詰めます。ジュリエットはあれこれ長い説明をしますが、平たく言うと「ジャングルの中で一人ぼっちは嫌」ということのようです。……そりゃ、ジュリエットじゃなくても、嫌だわな。
アザーズの住居に戻って来ましたが、誰もいません。ジャックとサイードがいる筈、と中を探します。倒れていたジャックを助け起こすケイト。……しかし、アザーズはなんでジャックを置いていったんだろう? 特に問題があるわけでもないし、医者としての腕は確かで使えることもはっきりしているし、かなり疑問です。目覚めたジャックにケイトは「ロックを含めて皆いなくなった。あなたは残された」と説明。ところがジャックが真っ先に尋ねたのはジュリエットのことでした。ひきつるケイト。……ひきつる権利はあるんでしょうか。
ケイトにジュリエットは置いていかれたと教えられ、ジャックは外に出ます。そこには荷物を背負ったジュリエットがいました。なにやらわかりあっている風情。そこへサイードもやってきて、もうここには誰もいない、と言います。ダニエルもいつの間にかいなくなっちゃったようです。……どこ行ったんだろう。アザーズの後をつけていった可能性もあるけど。
キャンプに戻ろうとするジャックでしたが、サイードはジュリエットは連れて行けないと言います。敵だから、と。個人的にジュリエットが破壊活動を行うとは思えないので(外との通信手段がほぼ絶たれているのなら、ジュリエットの家族を人質に取るのもほぼ不可能だし)そこまで派手に警戒しなくてもいいような気はします。ジュリエット自身、アザーズには疑問を抱いていたわけだし。でもサイードはそこまで知らないからなあ。
それにしても、誰か一人ぐらいダニエルとアレックスの心配をしてくれ。

一方で海岸残留組。ソーヤーがいつものように浜辺で本を読んでいると、ハーリーがやってきました。そしてソーヤーに「君の処分が決まった」と言い出します。ソーヤーの態度がよろしくないので、皆でソーヤーを追放することにしたんだそうです。……おいおい。追放しても戻ってこれそうな気はするので、早い話が村八分になるということでしょう。古典的ですが、こういうところでは効果があります。
バカげている、と怒るソーヤー。ハーリーはソーヤーに、君はアウトローを気取っているが、結局のところ社会に属し、その恩恵を蒙っている。まだ機会はある。明日投票を行うので、その時までに皆に償いをして信頼を取り戻せ、と告げるのでした。
相手にしていなかったソーヤーでしたが、魚を釣っている最中にサンに微笑みかけると、なんだか冷たい態度が却って来たので気になりだします。結局ハーリーのところにやってきて、「どうしたらいいのか」と尋ねることに。……なんだかんだ言って、村八分にされるのは嫌なようです。斜に構えていても、本当に一人になるのは嫌なようです。
ハーリーはまず非礼を謝るようにとソーヤーに忠告。ソーヤーは「女より始末が悪い」とブツブツ。でもまあ、一応謝りました。続いてハーリーはソーヤーに、クレアに親切にするようにと助言します。言われたとおり、クレアの前でアーロンに声をかけ、毛布をプレゼントするソーヤー。続いてデズモンドに手伝ってもらって猪を狩ります。ロックがいなくなって以来、狩りはデズモンドの担当らしい。デズモンドに「普段俺に声をかけたりしないのに」と不審そうな視線を投げかけられます。政治には賄賂が必要、とか言い出すソーヤー。
しとめた猪で豪勢な丸焼きを作り(結構美味しそう)ソーヤーは皆に振舞います。「こりゃ美味しい」とご機嫌なチャーリー。そんなチャーリーに「投票の時は肉を思い出してくれよ」と言い出すソーヤー(個人的にこういう行為(下心入り)はあんまし好きじゃない)チャーリーの返事は「何のことだ?」でした。ハーリーに騙されていたのです。怒ってハーリーのところへ行くソーヤー。それにしても……どうしてソーヤーって詐欺師のくせに、こうも騙されやすいんでしょう? しょっちゅう騙されているような気がするんですが。
ハーリーは「善人になるのって気分いいだろ?」と言われ、唖然としてしまうソーヤー。そして「人を騙して善人に仕立てるなんて、最低最悪の詐欺だ」と言い出します。……お前が言うな。ハーリーは「リーダーには善人でいてもらわないと」と言い出しました。何のこっちゃと言い出すソーヤーに、ハーリーは「ジャックもロックもサイードもケイトもいない。誰が指揮を取る? ニッキーとパウロが死んだ時、皆は君を頼った。君が適任だ」と言い出します。まあ確かに、この面子だと誰が指揮を取るのか、というのは結構ややこしい問題です。適任者皆いないし。それでハーリーはソーヤーに白羽の矢を立て、わざわざこんなことをやったらしい。ハーリーは意外にも策士でした。
しかしこーして見ると、ハーリーって結構細かく周りを見ています。リーダーなんて嫌だ、というソーヤーに「ジャックもそうだったと思うよ」って言ってるし。リビーが死んじゃったのが悔やまれるなあ。案外いいカップルになったかもしれないのに。
リーダーということに唖然としていたソーヤーでしたが、結局はその気になってきたようでした。でも来週ジャック帰ってくるんですが……ややこしいことにならないといいんですが。

来週はジュリエットの話っぽいですね。クレアの身に何かが起きるようなので、それをジュリエットが解決して、迎え入れられる、という展開になるんじゃないかな。
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